こんにちは。
オリンピックも今日で閉会式を迎え、少し寂しくなりました。
さて、突然ですがこの写真はどこでしょうか??
答えは、対馬です。とても綺麗な場所だと思いませんか!
8月8日(月)〜8月11日(木)の3泊4日、対馬において、若旅促進
プロジェクトが、韓国学生の日本へのインバウドを目的に、「対馬ツア
ー」と称し、朝鮮通信使×日韓学生交流をテーマとした対馬の観光
調査を行いました。
このツアーには、本学姉妹校の韓国嶺南大学日本語学科と文化人
類学科そして、今回の旅のルートにアドバイスをくれた長崎国際大学
の学生と教職員約30名が参加しました。
最終日には、共同で調査した内容について議論を行いました。
それでは、対馬ツアーのはじまりです。
対馬到着後、観光の間にある朝鮮通信使の資料館でお勉強です。
初日に、お世話になる方々に挨拶周りを行いました。
半井桃水館の鍵本さんには大変お世話になりました。
初日のメインイベント。対馬交流センターにてオリエンテーション
を行いました。姉妹校嶺南大学の日本語学科のメンバーとご対面。
4年生のまつじー(左)は進行を務め、どばっしーは(右)、若旅
促進プロジェクトの概要を紹介しました。
朝鮮通信使対馬顕彰事業会会長の小島先生に「対馬と朝鮮通信使」
について講義をしていただきました。
やはりコミュニケーションが大切。言葉はなくてもボディーランゲージ
で交流できます。
このツアーのテーマは、朝鮮通信使。朝鮮通信使に関係する史跡を
回りました。
見学だけではなく体験ツアーも開催。草木染めやトレッキングも
行いました。
草木染めは、何色に仕上がるか、、、みんな楽しみながら作業を
しました。
トレッキングと草木染めにご協力いただいた國分先生(左)。
本当に楽しいプログラムをありがとうございました。
日に日に仲良くなる日韓の学生たち。
と、すべて順風満帆にいったわけではないのです。
学生たちは、一日ごとに起きた問題を誠実に受け止め、
毎晩話合いを行い、ひとつひとつ丁寧に対応してきました。
そんな姿を見た参加者たちが少しずつ彼らのがんばりを
認めてくれました。
後日談ですが、ある学生は、初日、2日目まで帰りたかっ
たと話をしていました。しかし、若旅メンバーのがんばりを
目の当たりにし、気持ちが変わっていったそうです。
ツアーの最後のスポットは、雨森芳洲先生のお墓。
雨森芳洲先生が1728年に著した「交隣提醒(こうりんていせい)」で
「互いに欺かず、争わず、真実をもって交際すること」と説きました。
まさにこの学生たちの誠実な態度がそのものだったかもしれませんね。
ツアー終了後は、最後のまとめ会です。
このツアーで感じたことを4つのグループに分かれて話合いました。
みなさんからいただいた意見を今後のツアーにいかしていきます。
さて、ここで終わりのはずですが、続きがあります。
8月11日(木)から14日(日)にかけて、若旅促進プロジェクトは
韓国の大邱にある嶺南大学にいきました。
嶺南大学では、国際交流室主催の懇親会を開催してくれました。
また、昨年、本学に来た学生たちがとても歓迎してくれました。
大邱では、対馬の魅力について韓国の学生にプレゼンし、さまざまな
意見をもらいました。
対馬ツアーに参加した本学と日本語学科の学生の日韓混合2チーム
が発表しました。
あっという間の3泊4日でした。韓国での最終日・・
嶺南大学の学生たちは、私たちを見送るために、わざわざ私たちの
バスに乗り込み大邱から釜山まで同行してくれました。
とても感動的でした。
またの再会を約束し、お別れです。
韓国の学生たちが寝る間を惜しんで作ってくれた寄せ書き。
寄せ書きを読んで涙ぐむメンバーもいました。
本当にありがとうございました。
最後は広島駅で寄せ書きをもってパシャリ。
今後は、対馬ツアーのまとめを行い、10月に予定されている
下蒲刈で行われる朝鮮通信使のイベントにあわせ、「広島ツアー」
を開催する予定です。
若旅促進プロジェクトの今後にご期待ください。